通信制高校
- 神栖心理相談室
- 4月12日
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近年、通信制高校の数が、増加傾向にある。
令和6年度の文部科学省「学校基本調査」によると、高等学校全体(4,774校)のうち、5.5%(303校)が通信制高校にあたる。
通信制高校に通うことになった子どもたちの理由は様々あり、小学校・中学校で不登校の経験がある子、学習に難しさをかかえる子、全日制の高校に通うことが難しくなった子など、それぞれに背景となる物語がある。
そして、その物語は、傷つきや苦悩の物語であることが多い。
今は、時代の変化とともに、「イイ大学に入って、イイ会社に就職する」といった価値観が変わり、多種多様な生き方ができる時代になっている。
大人へと成長していく道も、いくつもある。
しかし、同年代の人との関係に入っていくことの難しさや、学習の難しさを抱え、中学あるいは全日制高校から通信制高校に進学・転入していく子ども達にとっては、新しい環境や人との間で「人と関わることが怖い」、「また学校に行けなくなったらどうしよう」と不安や恐怖を抱える子も当然いる。
また、「みんなとは違う」通信制高校という道を進むことに、挫折感や引け目を感じる子も少なくない。
同時に、通信制高校に進んだ後、どういう進路を進んでいくのか、地図のない道を進むような気持ちで、子どもの学校生活を見守っているお母さん・お父さんがいる。
近年は、通信制高校でも、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門職がいて、子どもや保護者を支えている。
神栖心理相談室のカウンセリングでは、あなたが、傷つきや挫折感、不安、恐怖などの気持ちを抱えていけるように、一緒に考えていきたいと思う。そして、親や先生とは違う人として、支援したいと思う。
〔神栖心理相談室〕 茨城県神栖市・鹿嶋市・潮来市、千葉県銚子市・香取市・東庄町を中心に、臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングを提供しております。 精神科・心療内科への受診を検討されている方も、初回相談にて受診の必要性について、ご相談可能です。 |